為替レートの検証結果を公開
金利は実質運用利回りでの配当であるために、外貨預金のように固定金利ではない。
しかし相対的にみると外貨預金よりも金利は確実に高い。そして最後に為替手数料が安いということだ。
外貨預金では一USドルにつき往復二円なのに対し、外貨MMFは往復〇・五円で済む。ただし投資信託なので、目論見書に目を通す必要があることと、為替変動リスクはっきものなので、元本割れを起こす可能性があることを覚えておこう。
外貨MMFで運用される通貨は主要通貨であるUSドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、力ナダドルなどの六種類がメインとなる。主要通貨が運用される理由にはやはり安全性、信頼性、利益が見込める可能性が高いという理由からで、その中でもやはりUSドルやユーロの運用が盛んに行なわれる。
経済成長が大きければそれだけ運用実績も上がり、多くの利益が期待できる。逆にいえば、大きく利益を上げる可能性があるのは、USドルやユーロ以外の為替相場の変動が激しい通貨ということになるが、いくら安全性が高いとはいえ為替リスクは避けられないことなので、それぞれの内容を十分に考慮して購入したい。
外貨MMFは短期の金融商品に投資しているため、金利上昇の影響を受けやすい。つまり基本的に市場金利が上がれば、分配金も増えるということになる。
外貨MMFは多くの証券会社で扱われており、主要通貨六種類がメインとなる。商品の種類は、運用会社によっても異なる。
たとえばN証券、D証券、N証券には、それぞれN外貨MMF、DMMF、N外貨MMFがあり、さらに通貨ごとに商晶がある。海外の運用会社の商品では、M・SやC・S、I、Mなどがある。
証券会社はもちろん、一部銀行も取り扱っている。銀行の取り扱い通貨はUSドルとユーロがほとんどで、それ以外の通貨建てMMFは証券会社で購入することとなる。
外貨MMFは格付の高い短期金融商品、公社債での運用となるが、運用先は過去一週間の利払い実績が考慮され選ばれる。したがって年換算利回りも外貨預金に比べて高いものとなる。
USドル建てMMFの平均は、二〇〇五年五月の時点で約二パーセントと外貨定期預金とほぼ同じ金利となっている。ただし公示される金利はあくまで過去のもので、これからの実績によって利回りが確定する実績分配方式をとっている。
為替手数料に関しては、USドルで外貨預金の半分の往復一円であり負担額も少ない。金融機関によって販売する商品や通貨、金利、手数料などは違ってくるので比較検討する必要がある。
十ドルや十ユーロといった比較的少ない金額で始められる外貨MMFは比較的少額の資金ではじめることができる。金融機関によっては、最低購入金額が決まっているところもある。
また一口単位で購入可能なので、定期的に購入する運用方法もある。外貨MMFは十通貨単位、つまり十USドル、十ユーロから購入できる。
このため、外貨定期預金や、外国為替保証金取引と比べても利用しやすい外貨商品といえる。基本的には一口単位で購入可能である。
購入金額が一番低いのは一通貨単位からで、銀行は最低購入金額が高く、五〇万相当額以上からとなる。外貨MMFは利益を得る可能性が外貨預金より期待でき、リスクも外国為替保証金取引ほど高くない。
また外貨定期預金と異なり出し入れ自由で、外国為替保証金取引ほど頻繁に売買する必要もない。総合的に考えて、外貨運用の初心者には適している。
日本のMMFや中期国債ファンドとほぼ同じしくみなので、わかりやすいだろう。また証券会社の倒産という信用リスクに関しては、取り扱い証券会社とは別に分割管理がされているので、影響はまったく受けない。
外貨MMFのデメリットは、投資信託なので、購入するにあたり目論見書を確認する手間があること。次に為替変動リスクがあることを理解しておかなければならない。
元本保証はされていないので、円高に相場が動いてしまうと損失が出る可能性もある。また手数料の問題がある。
一USドルにつき一円の手数料といえばそれほど高くないように思えるが、一万USドルの場合は、手数料として一万円も払わなければならない。他の通貨建てではさらに手数料がかかる。
さらに外貨MMFを購入する際に、外貨を直接預け入れることはできず、運用した資金に関しても外貨で引き出すことはできないこともあげられる。外貨預金口座開設の必要もある。
こうしたデメリットもやり方次第でクリアできる。為替リスクに関しては、ドルコスト平均法を用いてリスクを軽減したり、低金利になった場合には固定金利で金利の高い商品に預け替えるのもよいだろう。
預け入れ期間は無制限なので、時期を待つという方法もある。円建てMMFも外貨MMF同様に預け入れ期限はなく、基本的には翌日から解約することができる。
ただしMMFの場合は、種類によっては途中解約ができないクローズド期間を設けているものがある。クローズド期間の代わりに、三〇日未満で解約する場合には信託財産留保額を支払わなければならないものもある。
信託財産留保額は、一万口につき十円徴収される。それに対して外貨MMFは、信託財産留保額を必要とせずに翌営業日からの解約が可能である。
大きな違いは、為替相場の変動の有無にある。MMFは円貨建てなので、そもそも為替リスクはないが、外貨MMFの場合は購入後に円高に進んだときには為替差損か起きる可能性がある。
外貨MMFと外貨預金の違いをあげてみたい。まずは運用方法の遣いだ。
外貨預金は長期運用で、外貰MMFは中期運用に分けることができる。外貿定期預金には預け入れ期間が設定されており、原則として満期日までは解約できないデメリットがある。
解約できる場合でも、金利が外貨普通預金の利率となってしまう。外貨定期預金は満期日を迎えるまで何もできず、みすみす円安の機会を逃すこともあるのだ。
それに対して外貨MMFは、円安が進み為替差益が出た時点ですぐ売却できるメリットがある。二〇〇五年五月の時点で、外貨MMFと外貨預金の金利は二パーセント程度とほぼ同じである。
金利が同じであるならばやはり自由に出し入れできる外貨MMFのほうが利益を得る可能性は高いだろう。為替差益が出ても非課税となるので、税金面に関しても有利だ。
さらに外貨預金は日本では預金保険対象外なので、預け入れ銀行が破たんした場合は預金は保証されない。外貨MMFは取り扱い会社の資産とは別に管理されているので、たとえ運用している銀行が破たんしても影響を受けることはない。
また、最低限必要となる運用資金にも違いがみられる。外貨MMFの場合、最低購入金額は十USドル程度で、平均的な投資額は約十万〜三〇万円と比較的少額だ。
これに対して、外貨定期預金では最低でも十万円からの預け入れとする銀行が多いので、運用額も大きくなる。平均的は預金額は一〇〇万円程度だ。
外貨MMFを外貨定期預金と比べた場合のデメリットは、元本が保証されない点だ。しかし元本割れするケースはほとんどないだろう。
外貨MMFの金利は実績分配方式の変動金利であり、一ヵ月複利だ。実績分配方式は運用会社の実績に応じた分配金が支払われる方式で、分配金は毎日計算されて毎月末ごとに再投資される。
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